「捨てる痛み」を味方につけて片づける

「断捨離」「ミニマリズム」など世の中はモノを持たない暮らしがブームになっています。
今回の記事では、「モノが少なくなる」=「部屋が片づく」だけではない「捨てる痛み」を味方につけて片づける方法をご紹介します。

「断捨離」「ミニマリズム」など世の中はモノを持たない暮らしがブームになっています。
モノがあるから片づかない、それはある意味真実です。
しかしながら、大切なのは「モノが少なくなる」=「部屋が片づく」だけではなく、モノを手放すことで「捨てる痛み」を知ることなのです。

「もったいない」の裏側にあるもの

明らかなゴミは別としてまだ使えるものを捨てる、手放すというのは心が痛む行為です。
自分が購入した服、食器、雑貨・・・ものとしての価値はあるけれど使わないもの、そして心のどこかで「邪魔だな」と思っているものはありませんか?

でもなんだかもったいなくて捨てられない。

実は「もったいない」という気持ちの裏側には「使えるものがもったいない、資源を無駄にしている」という罪悪感のほかに、自分の買い物の失敗を認めたくないという気持ちが含まれています。

自分でお金を出して買ったのに使わない、というのはお金を無駄にしてしまったという買い物の失敗。
その失敗を認めたくなくて

「いつか使えるんじゃないか」
「なにかに使えるんじゃないか」
「だれかが使うんじゃないか」

と、捨てなくていい方法を考えようとします。

捨てる痛みを知る

もちろんモノを大切にすることはいいことです。
でも、一方で思い切って痛い思いをすることもまた必要なことです。

私は約10年前、思い切ってたくさんのものを処分しました。
それは「いつか使うかも」「何かに使えるかも」「娘が使うかも」と置いてあったもの、主に衣類です。
同時にそれらを収納していたプラスチック製の衣装ケースも大量に処分しました。
洋服も衣装ケースもお金を出して買ったものです。
「使うかどうかわからないもののためにお金をかけて収納用品を買い、お金をかけて処分する」なんともったいない!!

その時猛烈に反省しました。そして思ったのです。
「もう2度とこんな思いをしたくない!」と。

「捨てる」痛みを知った効果

その後私は買い物に慎重になりました。
今の時代、24時間営業のお店、ネット通販、お手頃な価格設定・・・とモノを購入することは以前よりずいぶん簡単になりました。
家にいながらクリック1つで買い物ができる。
「とりあえず買っておこう」
「安いから買っておこう」
「念のために買っておこう」
一方で、モノの品質や耐久性は上がってきているので壊れたり破けたりもせず、捨てる理由がないから「もったいない」と思い、捨てない。
モノはどんどん増えていく一方です。
だから片づけが大変になり、増えていったものを片づけるためにまた「収納用品」というモノが増えていきます。
大量の洋服や収納用品を手放した私は、すっきりした部屋とクローゼットを手に入れました。
と、同時に「もう2度とあんな思いをしたくない」と思うほどの痛みも味わいました。
おかげで今ではTシャツ一枚買うのも慎重になりました。

本当に必要なのか、
これを購入したら収納場所がきつくならないか、
他のもので代用できないか・・・
金額の大小ではなくモノを増やすことにとても慎重に敏感になりました。

モノを買うということは

未来のゴミを買うということ。

大げさな言い方ですがいつかは捨てるもの、その捨てる時のことを考えてまで買い物をすることで家に入ってくるものは減ります。
結果として部屋は散らかりにくくなります。
片づけの手間も減ります。
あなたの時間が増えます。

そのためには一度
「捨てる痛みを知る」ということが必要です。
自分の買い物の失敗を認め悔いる痛み、そこから「もったいない」という言葉を使って逃げていてはいつまでたっても部屋は片づきません。
捨てる痛みは辛いものですが、結果としてあなたの片づけの味方になってくれます。