「体幹」は赤ちゃんのうちに!が新常識vol.8
「ずりバイ」のリカバリー方法

「ずりバイをしない子」「後ろに進んでしまう子」「ずりバイをしないでハイハイしようとする子」「ずりバイはするのにハイハイしない子」「片方の足しか動かせていない子」「立ち上がった後のリカバリー」など、子どもによって色々なずりバイがあるのですが、この記事では正しいずりバイにするリカバリー方法を紹介します。

「ずりバイをしない子」「後ろに進んでしまう子」のリカバリー

・自分から寝返りをしたのにうつ伏せのまま「ずりバイをしない子」は、そのまま手を貸さずに様子を見ていましょう。うつ伏せのまま周りにおもちゃや興味を示すものなどを置いてあげ、自分から動くのを待ちましょう。

・自分から寝返りをしていないのにうつ伏せにして、ずりバイに移らない場合はまずは寝返りをしない場合の対処に戻りましょう。

・「後ろに進んでしまう子」は多くの場合は腹筋(体幹)の力がまだ十分でないために起こります。体を起こすために手に体重を乗せた動作の時にそのポジションを保持する体幹がないため手がストッパーになり体が後ろに滑ってしまう状態です。

赤ちゃんをうつ伏せにして骨盤辺りから足にかけてママの膝に乗せ、両手に体重が乗るようにして遊ぶ時間を作ってあげましょう。両手に体重が乗り、体をコントロールする感覚が出てくると体幹にスイッチが入り、前に進むための準備ができてきます。

「ずりバイをしないでハイハイしようとする子」「ずりバイはするのにハイハイをしない子」のリカバリー

・「ずりバイをしないでハイハイしようとする子」の原因は、家の床がコルクなど滑らない素材であることが多いです。滑らないため手足で突っ張り体を持ち上げることができてしまうので、ずりバイをしないまま立とうとしてしまうのです。適度にすべりやすい環境を整えてあげましょう。

・「ずりバイはするのにハイハイをしない子」の原因は、家の床がフローリングなど滑る素材であることが多いです。よく滑るということは、自由に快適に自分の好きなところに行かれるので、ハイハイをする必要がなく、「ハイハイへ移る理由が無い」ために起こります。その場合、つかまり立ちを始めた時に、立ち上がったあと、ハイハイや膝立ちで鍛えられる「しゃがむ」という動作ができないため、床に戻れなくて泣くという様子をよく見かけます。

このように床の素材が大きく影響する場合がありますので、ずりバイが順調で無い場合は環境を考えてあげることも大切です。「畳」が滑りすぎず、滑らなさすぎず、良いのかなと、たくさんのママの話から感じました。

「片方の足しか動かせていない子」「立ち上がった後の子」のリカバリー

・「片方の足しか動かせていない子」は動かせていない方の足を使う「神経」がつながっていないだけで、その動きが「できない」わけではありません。赤ちゃんの足をずりバイの動きのように優しく動かす体操を、ママが積極的にしてあげましょう。

その時にお腹が浮かないように優しくお尻を上から押さえて股関節から大きく膝を動かすイメージで体操します。また動かさない方の床の上、斜め下に赤ちゃんが触りたくなるようなものを置いて誘導してみましょう。すると、赤ちゃんは動かさない方の脇の下の筋肉を縮こませる動きで方向転換しようとします。

その時に動かしていなかった方の足の動きが必要になるので、赤ちゃんが自ら動かさない場合はママが補佐して「動かせるよ」と赤ちゃんの神経がつながるように手伝ってあげましょう。

・「立ち上がった後のリカバリー」は動画でも紹介している「ワニさん」の動きが基本ですが、「ほふく前進」のような動きをたくさんすることが大切です。ポイントはうつ伏せの体制の時に「股関節が横にたくさん動く」「手足が非対称に動く」「体を自由自在に好きな方向転換できる」です。

特に注目して欲しいのは「手足が非対称に動く」で、これは人間の基礎動作のローテーションの動きに深く関与しています。将来の「歩く」につながる他、体のひねりを利用するスポーツの「効率」に大きく影響していると感じます。
スポーツのクオリティにもつながるずりバイの動きを大切にしましょう。

まとめ

ずりバイが正しくできれば一安心、よっぽどのことがない限り、正しいハイハイ&おすわり、そして立ち上がりへとつながっていきます。ずりバイのクオリティが歩く動作を決めると言っても言い過ぎではないくらい大切!できていない場合はここでしっかりとリカバリーしておきましょう。