子連れの登山は何歳から?しっかり準備して自然を楽しもう

子どもが生まれると、家族でお出かけするという楽しみも膨らむのではないでしょうか。小さなころから大自然に触れて感性豊かに育ってほしい、親ともなればそんな願いを抱くものです。四季折々に姿を変える山々はハイキングや登山キャンプにおすすめ。みなさんの中にも子連れで登山ができればいいなと思ってはいるけど、いつからできるのか、安全に楽しむにはどうしたらいいのかなど、気になることも多いはず。

今回は、子連れで安全に山に登るための準備やおすすめグッズ、子連れで楽しみやすい登山スポットをいくつかご紹介します。子連れでの登山を計画する際の参考にしてください。

何歳から子連れで登山はできる?

何かを見つけた子連れ旅行中のママ

登山は、自力で山を登ることが楽しみのひとつですが、親が子どもを背負うことで登山を楽しむパターンもあります。子どもを背負う場合は、生後6カ月から登山が可能です。その際、一般的な抱っこ紐ではなく、登山用の「ベビーキャリア(ベビーキャリー)」に子どもを乗せます。ベビーキャリアは商品によって使用できる年齢が異なりますが、3歳ごろまで使えるタイプもあるので、しばらくは重宝するでしょう。また、歩くのに慣れてきた3歳ごろからは、トレッキングシューズを履かせたうえで山道をゆっくり登らせるのがおすすめです。しかし、登山では何が起こるかわからないので、無理は禁物です。

何歳でも無理は禁物!

生後6カ月からであれば子連れでの登山はできますが、山は高さに関わらず天候の変化が起きやすく、それによる身体への負担は大きいものです。子連れでの登山は、子どもの身体に負担をかけないよう、天候の変化についての正しい判断が必要。それには、親の登山経験も重要になるでしょう。天候に応じた正しい判断と子どもの体力に合わせた登山をしてください。

登山の準備/持ち物

赤ちゃん用グッズと衛生グッズ

登山は一にも二にも準備が大事です。子連れでの登山は、休憩用に大きめのレジャーシートかマット(おむつ替え、休憩で使用)を用意しましょう。ほかにも携帯トイレやおむつ(とくに0歳児)が必要です。多めに持って行って損はないでしょう。
また、衛生面を考慮すれば救急キット、除菌シート、ビニール袋なども必需品です。

天候対策グッズ

天候対策にレインウェアは欠かせません。急な雨対策用でもありますが、雨に濡れることで体温が低下すれば遭難の危険性も高まります。登山用のレインウェアは全身を覆うタイプにし、フード付き長袖+長ズボンで着用できるものがおすすめです。

エネルギー補給の行動食

登山は体力を消耗するので、エネルギー補給に欠かせない行動食を持参してください。昼食以外にも手軽に口にできるおやつを各自で持ち歩くといいでしょう。例えば、チョコレートや栄養調整食品など、取り出しやすく、持って食べやすいものにしてください。

山の知識

目的地の山についても最低限は調べておきましょう。目的地の標高に関係なく、緊急時の連絡先や、もしもの場合の対応方法などについても、事前にしっかりと確認してください。 子どもは一人では何もできません。親の経験や知識次第で、子どもが安全に登山をできるかどうかが変わってきます。
親の言葉を理解できる年齢になったら、安全に登るための約束をいくつか伝えておき、少しでもリスクを回避してください。

おすすめ登山スポット/コース

初心者向け・標高1000m以下

登山人口は幅広い年齢層で増えており、人気は高まっています。なかでも標高599mの高尾山(東京都)は、東京都心からのアクセスが良く、初心者でも比較的気軽に楽しめることから人気の登山スポットです。山頂まではいくつかのハイキングコースが整備されているので、まだ体力のない5歳以下の子どもでも、ケーブルカーやリフトを利用して安心して山頂を目指すことができます。周辺にはレジャー施設も充実しているので、観光スポットとしてもおすすめです。

中級者向け・標高1000m~1500m

さらに中級の登山者向けのうち6歳以上であれば(個人差はあります)、標高1000mから1500mくらいの山を目指すのもいいでしょう。静岡県の天城山は日本百名山、花の百名山で、シャクナゲコースでもその名を知られている美しい山です。

上級者向け・標高1500m以上

そして、さらに上級となれば標高1500mから2000mクラスの山を目標にしましょう。世界遺産にも選ばれた富士山(山梨県・静岡県)などがその代表です。
ただこうした上級者向けの山は標高が高いため、比較的穏やかな季節に行う登山であっても、気温や天候の急変に備えて、より細かな準備が不可欠です。体力に応じて無理をしないことが登山を楽しむコツです。

常に安全を考えリスクに備える

山は天候が変わりやすい場所です。標高が低い山であっても、登山には常に危険が伴うことを認識し、安全を最優先にした準備を心がけましょう。適切な準備と、自分たちの体力や能力に見合った山選びをすれば、子連れでの登山を健康的に楽しめます。大自然の中、家族で体験する登山は、日常では味わえない貴重な時間として忘れられない思い出になりますよ。