「体幹」は赤ちゃんのうちに!が新常識vol.10
「ハイハイと強い体と離乳食」

子どもがハイハイをしなくて、小児科などに相談したとき「最終的に立ち上がればハイハイしなくても問題ない」と言われた人も多いのではないでしょうか?ハイハイの働きを知って、ママが自分で判断できるようになると、不安が解消しますよ!

ハイハイ時の足の形、片足ハイハイのリカバリーについて

ハイハイ時の足の正しい形を気にする人は、あまりいませんが実はとても重要です。

膝をついている足の先の「甲の部分」が床についているのが正しい形です。ずりバイの時は足の親指で床を蹴る様な動作が入りますが、ハイハイはつま先で床を蹴る動作は入りません。

もし、片膝は床についているけれど、もう片方の膝が立ってしまっているような「片足ハイハイ」の場合は、「赤ちゃんが自分からお座りをするようになる前に、親がお座りの練習をさせてしまった」ということが多いようです。

このような場合は、手に体重を乗せる経験が足りていないので、そのまま成長してしまわないようにリカバリーしましょう。手押し車のような体勢で遊びの中から楽しくトレーニングすることが大切です。

ハイハイの手足の動かし方と股関節について

細かい話ですが、ハイハイ時の手足の動かし方にも順番があるのです。

まず、ハイハイをし始めた頃は「右手→右足→左手→左足」同じ方向の手足が時間差で動きます。

その後、発達してくると「右手・左足→左手・右足」反対側の手足が交互に時間差で動く様になります。

この反対側の手足が交互に動く、対側性の動きが体のひねりの動きになり、「歩く」という動作の、手足の動きにつながっていきます。

そして、このハイハイの動きで股関節の動きも強くしているのです。

股関節にある臼蓋(きゅうがい)という受け皿の様な部分は、太ももの先端が納まる様に出来ています。ハイハイを繰り返し、しっかりできる様になることで、股関節が強く、立つことのできる関節へと発達していきます。

ハイハイの経験を十分に行わないで立ち上がると、股関節のトラブルにつながりやすくなりますので十分にハイハイをする時間を取ってあげる様にしましょう。

離乳食の時期とハイハイの関係

よく聞かれるのが「いつから離乳食を始めると良いのですか?」という質問です。実は離乳食の始める時期は赤ちゃんの体の発達の時期を考えると良いのです。

離乳食の咀嚼(そしゃく)能力や消化能力は、ずりバイやハイハイの動きと大きく関係しているので、離乳食を進めていくのは何ヶ月になったら始める、ということではなく、赤ちゃんの体の動きを見て考えてあげましょう。

もしまだずりバイやハイハイの動きをしていないのに離乳食を始めてしまった場合は、今の量や状態から進めない様にしましょう。

まだお座りを自分でできない、ずりバイの時期に離乳食をあげる場合は、座る様な体勢にすることは避けたいので「座る」というよりも「斜めに寝ている」という様なバウンサーくらいの角度までにしましょう。

よくある本に載っている月齢や、周りのお友達赤ちゃんと大きく違うことがあっても、そこはぐっと我慢、焦らずゆっくりと離乳食を始める時期を見極めてください。