お食い初めの流れを解説!食べさせる正しい順番とは

「お食い初めって決まりが多くて流れがよく分からない……」と感じたことはありませんか?お食い初めは子どもが一生食べ物に困らないことを願う儀式であると同時に、歯が生えるほど成長したことをお祝いする行事でもあります。当日になって混乱しないよう、食べさせ方の流れをしっかり頭に入れ、準備しておきましょう。

お食い初めに用意するものは?

お食い初めに必要なものは料理や食器、箸、歯固め石など。それぞれに、子どもの将来への願いが込められています。

料理

祝い膳は、尾頭付きの魚、ハマグリの吸い物、煮物、香の物、赤飯の一汁三菜が基本です。
尾頭付きの魚は「首尾一貫」長寿を願うもので、一般的に「めでたい」の語呂合わせで鯛が用意されることが多いようです。赤飯も鯛同様、縁起物として有名ですね。

ハマグリは二枚貝で、元の貝殻しかぴったりと合うものがないことから、素晴らしい伴侶に恵まれるようにという願いが込められています。煮物は紅白でニンジンとダイコン、すくすくと育つようにタケノコ、穴が開いて見通しが良いレンコンや六角形(亀の甲形)に切ったイモやカボチャが入った煮物が定番です。

香の物は、シワになるまで長生きしてほしいとの願いを込めて、梅干しが一般的です。紅白なますなども縁起物とされ利用されています。

食器

食器は漆塗りの漆器を用意します。お食い初めの食器は母方の実家が贈るのが習わしでしたが、最近ではそれにこだわらず、子ども用品店で膳セットが販売されており、ベビー食器で代用することも多いようです。

箸は「祝い箸」を使います。祝い箸とは、お正月で使う箸の両端が細く、真ん中が膨らんでいる丸箸のこと。
箸の両端が細いのは、片方を人が、もう片方を神様が使うという意味があり「両口箸」、折れないよう柳を使っているので「柳箸」などとも呼ばれています。
お正月の時期であればスーパーで購入できますし、お宮参りの際に神社からもらえることもあります。

歯固め石

丈夫な歯が生えるようにとの願いを込めて、歯固めの石を噛ませたり、歯茎に当てたりします。赤ちゃんの口に入れるものですから、使用する前にきれいに洗浄しておきましょう。

食べさせる順番を解説!

お食い初めの豪華な膳

お料理を用意して、お箸と歯固め石を用意した後は食べさせるだけですが、お食い初めという「儀式」ですので、「誰が」「どのような順番で」という約束事が存在します。具体的にはどのような決まりがあるのでしょうか。

誰が食べさせるの?

用意した食事を赤ちゃんに食べさせる人を「養い親」と呼び、赤ちゃんと同じ性別の年長者が膝に座らせて食べさせます。赤ちゃんが女の子で両祖父母が参加しているのであれば、2人のおばあちゃんのうち、年上のおばあちゃんが養い親となります。

食べさせる順番は?

食べさせる順番も決まっています。以下の順番で、食事を口に運ぶまねをします。

  1. お赤飯
  2. お吸い物
  3. お赤飯
  4. 焼き魚
  5. お赤飯
  6. お吸い物
  7. お赤飯
  8. 煮物
  9. お赤飯
  10. お吸い物
  11. お赤飯
  12. 香の物
  13. お赤飯
  14. お吸い物

この1から14までを3回繰り返します。
地域によって順番が前後したり儀式の流れが違ったりするので、事前に確認しておくといいでしょう。

歯固め石を当てる

食事が終わったら、次は歯固め石の儀式です。丈夫な歯が生えるようにとの願いを込めて、きれいに洗った歯固め石を歯茎に当てます。地域にもよりますが、食事の前に歯固め石を当てることもあります。

本当に食べさせるの?

地域によっては「ひと粒なめ」といって、口にご飯をひと粒だけ入れることもあるようです。まだ離乳食も始まっていない赤ちゃんなので、食べさせるまねで十分です。

歯固め石って何?

歯固め石はどのようなものなのでしょうか。どのような石を選んだらよいのか、どこでもらえるのかについて解説します。

歯固め石とは

丈夫な歯が生えてくるようにと歯茎に当てたり、歯茎で噛ませたりする石のことです。

どこの石を使うの?

お宮参りの際に神社からもらったり、神社や河原から借りてきたものを煮沸消毒して使ったり、オンラインショップや子ども用品店で購入したりできます。

使い終わったらどうするの?

購入した場合や神社でもらった場合は記念としてとっておくことができます。

子どもの成長を願いながらお食い初めをしよう

お食い初めをする家族

お食い初めの食べさせる流れについてご紹介しました。今回のポイントは以下の通りです。

  • 料理や食器には願いが込められている
  • 食べさせる順番は地域性もあるので確認しておこう

歯固め石の代わりにタコや梅干しを使ったり、タイの代わりに地元特産の魚を使ったりする地域もあるので、食べさせる流れや地元の風習をあらかじめ確認しておきましょう。子どもの成長を願いながら、楽しい時間が過ごせるといいですね。