お食い初めの料理に込められた思いとは?その意味とメニューをご紹介

赤ちゃんが生まれて100日目を迎えるころに行うお食い初め。このイベントを楽しみにしているママも多いのではないでしょうか。

別名「百日祝い」とも呼ばれるお食い初めですが、地域やご家庭によって、お祝い膳の献立はさまざまなようです。今回は、お食い初めで出す料理に込められた意味や、メニューの内容などについてご紹介します。

お食い初めの料理には何がある?

お赤飯とハマグリのお吸い物

お食い初めのお祝い膳というと、尾頭付きのタイや赤飯を思い浮かべる方が多いかもしれませんね。ですが、お食い初めの献立には、その他にもさまざまなものがあります。

献立は「一汁三菜」が基本

お食い初めのお祝い膳には、通常、「一汁三菜(ご飯、汁もの、主菜、副菜1、副菜2)」を用意します。地域によっては、「ご飯、お吸い物、焼き魚、煮物、酢の物」の5種類を用意する場合もあるようです。より豪華なお祝い膳を用意したい場合は、副菜や主菜の種類を増やすとよいでしょう。

「歯固め石」を用意するケースも

一般的にお食い初めを行う生後100日ごろは、ちょうど赤ちゃんの乳歯が生え始める時期です。そのため、「石のように丈夫な歯が生えるように」という意味をこめて、「歯固め石」を用意するケースもあります。歯固め石は神社の境内から借りてくるほか、河原で拾ったり、通販で購入したりする場合もあるようです。歯固め石は赤ちゃんに直接触れるものなので、必ず洗って消毒してくださいね。

使う食材の意味について

お食い初めの男の子

お食い初めの料理にはさまざまな意味が込められています。ここでは、それぞれの意味について見ていきましょう。

1:尾頭付きの焼き魚

一般的には、尾頭付きのタイを用意する場合が多いようです。タイは紅白を連想させる体色や、40年以上生きるものもいる長寿な魚であることから、縁起が良いとされています。尾頭付きのタイが手に入らない場合は、キンメダイやアジ、サンマなど、別の魚で代用しても問題ありません。

2:お吸い物

お吸い物は「吸う力が強くなるように」という意味を込めてメニューに入れます。お吸い物の具としてよく使われるのは、ハマグリです。ハマグリは二枚貝の中でも、二枚の貝がぴったり合うので、「自分にぴったりと合う良い伴侶に巡り合えるように」という願いが込められています。

3:赤飯

赤い色には邪気を払う意味があるとされ、赤飯には赤ちゃんが病気や災難に遭うことなく、健やかに成長するようにという願いが込められています。現在は赤飯を用意しますが、昔のお食い初めでは赤米を使っていたそうです。

4:煮物、吹寄せ

いろいろな具材を入れることから、「炊き合わせ」とも呼ばれる煮物。「炊き合わせ」を「多喜合わせ」とかけ、「多くの喜びがありますように」という願いが込められています。レンコンは、「将来ずっと先を見通せるように」、サトイモは「子宝に恵まれるように」、タケノコは「まっすぐ丈夫に、すくすくと育つように」など、具材にもそれぞれ意味があります。

5:香の物や酢の物

香の物や酢の物として用意するのは、紅白のなますや梅干しなどです。梅干しにはシワができるまで長生きするように、という意味が込められています。そのほか、「多幸(たこう)」とかけて、タコの酢の物を用意する場合もあるようです。

お食い初めの料理には、我が子の長寿や幸福への願いが込められている

お食い初めの料理を準備する際のポイントは、次の3点です。

  • お祝い膳は一汁三菜を用意する
  • 丈夫な歯が育つことを願って、「歯固め石」を用意する場合もある
  • それぞれの料理には、赤ちゃんの健やかな成長や長寿を願う意味がある

お食い初めは、赤ちゃんの長寿や幸福を願う大切な儀式。メニューやその意味を知り、思いを込めたお祝い膳を用意してあげたいですね。地域やご家庭によって、メニューの詳細やお食い初めのルールが異なる場合もあるので、両家の祖父母にも相談してみるといいかもしれません。