「体幹」は赤ちゃんのうちに!
が新常識 vol.1「赤ちゃんの体幹」

現代の子育て環境は色々と便利で快適ですよね?でもそれによって、赤ちゃんの成長過程で「体幹」を鍛える機会を奪ってしまっている事はご存知でしょうか?最近、大きくなってよくケガをする子や姿勢の悪い子が増加しています。私たち親のちょっとした意識の変化で、赤ちゃんの体幹はぐっと強くなりますのでその方法をご紹介していきます。
※「体幹」とは頭と四肢(手足)を除いた胴体部分のことです。

赤ちゃんに必要な発達段階とは?

出典:一般社団法人日本コアコンディショニング協会

生まれたばかりの赤ちゃんは、お腹の中から出てきて初めて「重力」を感じます。その重力に対して垂直に立てるようになるまで、体の使い方を学びながら、筋力を少しずつ強くしていきます。

体の使い方は発達段階の過程で学んでいくのですが、誰に教わることも無く一人で立ち上がれる様になっていきます。その過程は大きく分けると仰向け、寝返り、うつ伏せ、ズリバイ、ハイハイ、おすわり、膝立ち、そして立ち上がり、となっていて、この発達段階それぞれの過程で体幹を自然と鍛えていきます。

体幹が1歳までにできないとどうなるの?

最近「転んで顔を打った」「雑巾掛けができない」「逆立ちが苦手」という子どもの話をよく耳にしますが、これは赤ちゃんの発達段階の中で、ハイハイをしなかった子に見られます。

ハイハイをしなかった子は体を腕で支える経験と体幹が不足しているので、立ち上がった後の動きで不安定な部分が出て来てしまったと考えられます。ハイハイの動きは、実は腕の力だけでなく、体幹と手足を連動して使っています。

このように、赤ちゃんの発達段階の動きには、成長した後の体の使い方の基礎となるので、過程を飛ばさず、あらゆる角度で体幹を育てることが大切なのです。

ママは手助けしないで見ててあげるほうがいい!

誰でも自分の子どもの成長が早いと嬉しいし、遅いと不安になります。ほかの赤ちゃんと同じようなことができない時、早くできるようにと、親が手を貸して「成長を助けよう」としてしまいます。でもそれは助けているのではなく、体の使い方の練習チャンスを奪ってしまっているのです。

赤ちゃんには「全ての発達段階が必要」だということを知っておけば、体の使い方を練習しているんだ、と見ててあげることができます。うまくできたときはたくさん褒めてあげましょう。

例えば赤ちゃんが、おもちゃが取れなくて泣いているとき、持ってきてあげるのが愛情だと思う事が一般的です。しかしそれでは、泣くとママはなんでもしてくれるという「受け身」な感覚が芽生えてしまい、一人でチャレンジする意欲を奪ってしまうのです。この場合も、おもちゃが自分で取れるまで、見守ってあげることで解決します。

赤ちゃんの「体幹」が育つには、発達段階の全てを経験させて、私たち親は「見守る」意識が大切です。実は「見守る」意識はその後の育児全般につながります。人間は「体験から成長する」ことをいつも心に置いて赤ちゃんと一緒に毎日を楽しみましょう!

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